帰省のテーマソングはガリレオガリレイだった
地元に向かう高速バスではGalileo Galileiを聴き漁りました
中学生の時ずっと聴いていたバンド、私が邦ロックに足を踏み入れるきっかけになったバンド、ある晩ラジオから流れてきたハマナスの花、ピアノでイントロを抑えようと繰り返しyoutubeで再生した管制塔、幼馴染とカラオケで歌った稚内、まったくなつかしいな
季節はずれの夏休み、10月なんて帰省しても地元の友達は学校があるみたいで忙しくしてて、日曜の夜に数人と会っただけ
その子たちと、3月に沖縄行こうねって約束をした
あとは高校時代の憧れの先生に会ったり、じいちゃんばあちゃんと庭園を見にでかけたり、中学の同級生と夜中に会って際どい話をしたり、ぼちぼち人と会う以外はいつも通りのんびりニート気分の暮らしをした
高校時代と浪人時代、庭のように駆け巡った街並みを1人でぐるぐる歩いたりもした。古いアルバムをめくり、ありがとうって呟くのと同じ行為ですね。ありがとうとは呟かなかったけどね。
あぁあのお店なくなったんだ、とかこの道勉強の合間に歩いたなぁとか、だいたい懐かしくてほっこりした気持ちになるんだけど、不思議なことに好きでもない人とデートした店の前を通るとふわっとした嫌悪感が湧いてきてウケた。 うっ黒歴史っ
いつもは往復どっちも夜行バスユーザーだった。夜にぽんと駅まで送ってもらって、夜中にバスが来るまで1人で待合室で過ごして、地元から逃げるように真夜中のバスに乗り込んで自分の街に帰る貧乏学生のお手本だった。
でも今回は、地元に戻る高速バスの中で「なんか知らんけど酔うなぁ」って思ったから新幹線のチケットを取って自分の街へ戻る、一人暮らしランクがちょっとあがったね、へへ
金額とにらめっこすることなくさらっとチケットを取ったあたり、22歳って感じがする、へへ
この前高校の友達と東京駅であった時、駅向かいのビルから東京駅のすべてを見下ろしながらポツポツと話をした
その子たちは数分おきに出入りする新幹線を見つけて「新幹線って、乗って地元に帰るときはウキウキするけど、地元から帰るときに乗ると寂しくて泣いちゃうよね」「あれに乗ってる人たち、きっとみんなそういうドラマがあるんだよね」って呟いてて いい友達を持ったなぁ私もそう思うよ、、、って思った。ほんといい子たちでしょう??何がいいのか言葉にはできないけど
今回帰省して、やっぱ私は母親と相性が悪いと思ったし、地元は好きだけど実家には帰れないと思ったし、この先結婚の挨拶をすることがあればきっと死ぬほど嫌な気持ちになるんだろうなぁなんて考えた。中学の頃私の友達をひどく罵ってた母親だから、私の好きな人を合わせるなんてとても出来ない。母親コンプレックスはきっと一生続く。
こんな娘でごめんなさいね。私があなたの人生をこんなものにしたのには違いないからね、親不孝な娘ですみませんでした
去年までは帰省が終わって自分の街へ帰るとき、地元を離れる寂しさと友達がいないひとりぼっちの街に帰る悲しさでいっぱいいっぱいだったのに、
今回、お土産を買って帰るお友達が出来たことに駅で気付く。お土産を買う相手のリストが作れるようになった。私、あの街での一人暮らし上手になったなぁ、一年前よりもはるかに自立できてるんじゃない?なんだか嬉しいな
新幹線はすごい速さで田舎と都会を結ぶもので、気がつけばどーん、大都会。
新幹線でのテーマソングはindigo la Endでした
切ない感情がほら 増えれば増えるほど 愛しくなっていく しょうがないんだ
と川谷絵音が歌う
大天才川谷絵音は女心を忠実に、しかし本物の3倍は切なく表現するからすごい。
そろそろ着くよ〜とラインをしたから、きっと今、彼氏が部屋の掃除を頑張っているはず。久しぶりに会える\( ˆoˆ )/