修理したての自転車と駆け抜けた夏の話
今日から11月!ということで月初めから虚無な気持ちに陥ってるよ、そんな日もある
go!go!vanillasが「サマーブリーズ 風に乗れ!」と歌った8月も、
野田洋次郎が「Oh.セプテンバー」と歌った9月も
憧れてやまないきのこ帝国が「だいたい夜はちょっと感傷的になって 金木犀の香りをたどる」と歌った10月も過ぎた
秋なのか冬なのかわからなくて、クリスマスには早すぎるのにもうベルの音と笑顔のサンタクロースで街が溢れ出す11月は、誰がなんて歌うのかな
大学3年の夏が気づいたら終わっていた。学科の先輩から「実習実習実習…って過ごしてると気づいたら夏終わってるからね!」って去年言われた通りに、気づけば秋だった。
夕暮れが早くなってきたこと、家を出た時にさらっとした風が通り抜けたこと、外を歩いていて秋の匂いがしたこと、先輩から金木犀の写真が送られてきたこと、
そんなことで秋に気づいた。そして最近はバイト帰りに自転車に乗ると「ひぃ…ふ、冬…」ってぐらい寒い。
今年の梅雨明けの日、少し前にパンクして修理に出していた私の自転車が手元に戻ってきて、その自転車でバイトに向かいながら「夏がきた〜〜!!この自転車と夏を駆け抜けるぞ〜〜!!」なんて考えていたことを思い出した。夢見る小学生男子かってね。
でもその夢、実現したな。やらなきゃいけないこと、やりたいこと、全部全部やりきったな。
ちなみに私の自転車にはマックスって名前が付いていてね。彼氏の街に向かう時(だいたい2、3日家を空ける)、「マックス、行ってくるね、楽しんでくるね」って心の中で話しかける。
マックス、この夏はお世話になりました、ありがとね
(なんでマックスかと言うと、前輪と後輪をつなぐフレーム(ダウンチューブとか言うらしい)にMAX なんちゃらって英語で書いてあるから)
この前ふと、自分の日記帳をパラパラと振り返ってみたら
「7/13(金)
ジェイソンの日。友達とボランティア行ったあと自販機の三ツ矢サイダーでジェイソンに乾杯した。夜はバイト先の先輩と「7月のシフト丸かぶりじゃないですか!」と笑い合った。夏だな〜〜」
って書いてあった。私、案外夏を楽しんでいたんだなぁ
大学3年の前半、春と夏、
自分の食べたいものを食べに出かけられるようになって、自分の好きなバンドを追いかけるようになって、大学に行けば学科の子たちと軽く話をして、でも深い話ができる子にも出会えて、人との距離感の掴み方を覚えて、プチひとり旅にも挑戦して、と
まぁ好きなように過ごしたね。やっと私の大学生活楽しくなってきた!って気がする
今年の夏、合格ではないでしょうか