夏ってだけでキラキラしてた、あの気持ちが好きだった





人生で1番落ち込んだ春、私は誰かに愛されるのに向いてないのかなとか消えちゃいたいなとかすべてしんどいなぁとかたくさん思いつめていた春。

バーのマスターとその友達のおじさんズ、満開の桜、あと音楽に救われたりして悟りを開く勢いで毎日を精一杯生き延びた春。


そんな春の後に史上最高の夏が来るなんて思いもしませんでした。まる。



私の22年間のすべてを総動員して受験を乗り越えて誰かに大切にされる喜びを知って、着の身着のまま気の向くまま遊び呆けた夏が気づいたら終わっていた。

私は夏生まれだから夏が大好きだ。ありがとう



秋に感じるセンチメンタルを微塵も感じないままに9月が終わりそう。夕暮れに涙したり透明な秋空を見上げて立ち尽くしたり、今まで経験してきたセンチメンタルを今年はあまり感じていない。大人になってしまったのかも。悲しい

セプテンバーさんはどうしてあんなに22までの私に響いたんだろう。23の秋、なぜだかあまり聴いていない。




最近、ライブに行くよりデートとか友達との予定を優先している。私の中で何かが変わってきている。ライブハウスに求めていたものは何だったんだろう。汗か、感動か、生音か、一体感か、自分を受け入れてくれる安心感か。  

このまえ行ったライブは、私と毛色が違うバンドが対バンで来ていた。ファンが怖かった。音楽を全身で享受する喜びをフルパワーで表現していて私は隅っこに追いやられた。怖かった。音楽はとてもいいものだったけど。

あぁ私ってきっとしんみり聴いていたいんだ、あまり動かずに静かに聴ければそれでいいんだ〜って気づいてしまって、そしたら無理にライブハウスに通わなくてもいいのかなぁってなった。私はそういう人間だ。




人生のゴールを決めてそこに向かって努力をするスタイルだったけど、そうじゃなくて、色々経験して嗜んでいくその先に自分の理想のゴールが描けてくるんだろうなと最近思う。って昨日の夜彼氏が言っていた。あまり中身のある会話をする私たちではないけどその時の彼氏の声は真剣だった。かっこいいなって思った。